2012年1月23日
アフタヌーン健康サロン<第3回>「生活習慣病対策は食事から」を開催しました
動脈硬化を予防する食事とは? 健康について学ぶ「アフタヌーン健康サロン」(ウェーブ産経主催、キリン堂共催)が、1月11日に大阪市北区の新阪急ホテルで開かれ、約80人の会員が参加しました。
第3回となる今回のテーマは「生活習慣病対策は食事から」。キリン堂の栄養情報担当者で薬剤師の北側智之さんが講師を務めました。
北側さんは心疾患、脳血管疾患の原因となる動脈硬化の予防をテーマに対策などを紹介。心疾患、脳血管疾患を引き起こす大きな要因に高コレステロール、高血圧、高血糖を挙げ、その中から今回はコレステロールに絞って、話を進めていきました。
まずコレステロールの役割から説明。実は、コレステロールは体になくてはならない成分であり、悪玉コレステロールといわれるLDLも多すぎれば「悪玉」ですが、最低限は必要であること、また、コレステロールを下げすぎると、脳の血管が弱くなったり、免疫力が低下するなど、下げすぎるのもよくないことを指摘しました。
そして、コレステロールが高いだけで動脈硬化になるわけではなく、血管内でコレステロールと活性酸素が結び付くことで動脈硬化が引き起こされることを説明。活性酸素を発生させないために抗酸化栄養素を積極的に摂取することを勧めました。
それでは、抗酸化栄養素が含まれる食べ物とは、どんなものでしょうか? たとえば、緑黄色野菜にはファイトケミカルという抗酸化栄養素が豊富に含まれているそうです。また、果物に含まれるビタミンA、C、Eや、サケに含まれるアスタキサンチン、ブルーベリーや赤ワインに含まれるアントシアニン、大豆食品に含まれるイソフラボン、茶に含まれるカテキンやタンニン、ゴマに含まれるゴマリグナン、ウコンに含まれるクルクミンも体にいいそうです。
続いて、油の種類を見直しましょうと提案。肉類やバター、乳製品などの動物性脂肪などは、できるだけ控えましょうと呼びかけました。では、体に良い油とは、どういうものでしょうか? 植物性の油が良いそうです。
たとえば、アマニ油、エゴマ油は、熱と光に弱いため、ドレッシングなどの生食がおすすめ。ポリフェノールがたっぷり含まれるブドウの種子油であるグレープシードオイルは無味無臭で、くせがなく、どんな食材にも使いやすいそうです。熱にも強く、揚げ物にもおすすめだそうです。また、オリーブオイルには、善玉コレステロールを下げずに悪玉コレステロールだけを下げるオレイン酸が豊富に含まれています。熱に強いため加熱調理に向いているそうです。
また、内臓脂肪が増える理由としてビタミン、ミネラルの不足、飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足を挙げ、動脈硬化を予防するために内蔵脂肪を減らすことも訴えました。
その上で、北側さんは食べ物を丸ごとすべて食べる「一物全体食」という考え方を提案。玄米には、人間が健康に生きるために必要な45種類の栄養素のうち、40種類が含まれているそうで、内蔵脂肪対策の食事の工夫として、白米を玄米に変えたり、白米に玄米を混ぜることを紹介。さらに、小麦粉のパンを全粒粉のパンに変えることや、砂糖を黒糖に変えることなども紹介しました。
最後に、食事の素材の選び方として「まごたちはやさしい」という合い言葉を紹介。まめ、ごま、たまご、ちち(乳製品)、わかめ(海藻)、やさい、さかな、しいたけ(きのこ)、いもの頭文字で(わかめの「わ」は「は」)、これらの素材によって健康的な食事ができると、まとめました。
(2012年1月23日 09:00)
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