産経新聞ファンクラブ「ウェーブ産経」大阪事務局

アフタヌーン健康サロン<第1回>「健康長寿は、未病対策から~食べて未病を治す~」を開催しました

20111108-kenko-01.jpg

 ウェーブ産経とキリン堂が共催するアフタヌーン健康サロン。その第1回となる「健康長寿は、未病対策から~食べて未病を治(ぢ)す~」が11月8日、大阪市北区の新阪急ホテルで開かれました。キリン堂未病医療サポート室室長で薬剤師の杉本幸枝さんが、東洋医学からみた食べ物と薬の関係や食品の分類などを説明し、食の大切さを強調。会員約80人が耳を傾けました。

 《薬食同源》

 『空腹を満たすときは食と言い、病を治すときは薬と言う』。中国最古の医学書と言われる「黄帝内経」からの引用で、講座は始まりました。「食」も「薬」も元は同じとする「薬食同源」の意味です。「江戸時代には『薬食い』という言葉もあり、冬に滋養や保温のために鹿や猪などの肉を食べたことをいう」そうです。一説では、薬食いというのは徳川家康による造語で、自身が精力をつけるために使った言葉だとか。

 薬食同源の例で分かりやすいのが「生姜」。生薬の「ショウキョウ」はしょうがを乾燥させたものです。「漢方薬の『葛根湯』も7つの生薬を合わせているが麻黄(マオウ)、芍薬(シャクヤク)意外の5つは、食品としてもなじみ深いもの」。生姜、大棗(タイソウ=なつめ)、桂皮(ケイヒ=にっき)などが入っています。ちなみに「漢方薬では構成する生薬が少ないほど早く効くが、用途も限られ、いつも飲む薬ではない」とのことです。

 《「食べる」ということ》

 次に杉本さんが挙げたのが「噛(か)む」ことの大切さでした。「よく噛む」ことの効用として▽胃への負担軽減▽唾液分泌による酸の中和や食物の無毒化、清浄化▽過食防止▽刺激による脳の活性化-を列挙。「食べることに関係して胃腸疾患や代謝疾患などが発生するが、『よく噛む』ことで未病を防げる」「よく噛めないと、記憶力低下や認知症の進行が早まるといわれている」と強調しました。

 そして、東洋医学的な見地からも「食べる事を通じて『気血水の流れを正す』ことが大切とされる。気とは生命エネルギーのことで『後天の気』は食事と呼吸から作られるが、不摂生があると充分に作られなくなる」と述べました。

 《食べ物の性質-五味五性》

 続いて東洋医学に基づいた食べ物の分類です。「五味」とは味覚に従った、酸み▽苦み▽甘み▽辛み▽塩辛さ-の5つ。「五性」は体を冷やしたり温めたりする効果での分類で、寒▽涼▽平▽温▽熱-に分かれるとのことです。

 この組み合わせによる食物は、例えば「酸温」なら米酢、酢、アンズなど。リンゴも含まれるそうで「寒い場所で育つリンゴだから体を温めてくれるとされる。かぜの時、リンゴをすって食べるのもこの効果を狙っている」とか。

 このほか、例を挙げると▽酸寒=ユズ、レモン、ダイダイ、豚肉など▽苦寒=日本茶、コーヒー、タケノコ、ホウレン草など▽苦平=菊花、ギンナン、春菊など▽苦温=ヨモギ、フキなど▽甘寒=砂糖、ナス、キャベツ、柿、ミカン、豆腐など▽甘微寒=牛乳、小麦など▽甘平=ゴマ、サツマイモ、大豆、米、小豆、卵など▽甘微温=鶏肉、かまぼこ、ニンジン▽甘温=うどん、ウナギ、マグロ、エビ、牛肉、カボチャなど-となります。

 これらの食材も加工すると性質も変わるとか。例えば「微寒」の牛乳でも発酵してチーズにすれば、体を温める効果を持つようになるとのことです。

20111108-kenko-02.jpg

 《基本は「身土不二」》

 色々と食について説明を受けましたが、最後に杉本さんが強調したのは、暮らしている場所でとれたものを食べるのが最も体に良いとする「身土不二」の考えです。

 「四季の自然が育んだ旬の食材の方が栄養面でも優れていますし、色々な食材を選ぶのも重要。また、楽しく食べるのも精神面からは大切です。正しく食べることを通じて健康に生きることこそ、未病に打ち勝つ基本となります」と締めくくりました。

 今回はホテルが会場となったため、コーヒーなどのサービスもあり、みなさんもゆったりとしたムードの中で聴き入りました。キリン堂グループが開発、販売している大麦若葉エキスが入った健康食品「タンGグリーン」のサンプルも配布され、大分県での原料の栽培状況や野菜不足を補う効果などについての説明もありました。

杜の囁きキャンペーンのバナー

ひなちゃんくらぶのバナー