産経新聞ファンクラブ「ウェーブ産経」大阪事務局

「紫陽花処『三室戸寺』と宇治」

三室戸寺 本堂.jpg 京都有数のアジサイの名所や世界文化遺産の数々を巡る、ウェーブ産経の歴史探訪ウォーク「紫陽花(あじさい)処『三室戸寺』と宇治」が6月28日、京都府宇治市の中心部一帯で行われました。会員30人余りが参加し、京都観光企画会社「らくたび」代表の山村純也さんの案内で、見ごろの花々や有名な平等院などを見て回りました。

 《三室戸寺》
 西国三十三箇所観音霊場めぐりの第10番札所。光仁天皇の勅願で創建されたとされます。戦国時代に建物は戦火で焼失し、江戸時代に再建。府文化財の本堂や三重塔などが並びます。

三室戸寺 アジサイ2.jpg 約5千坪という境内だけに庭園も広々。2万株のツツジ、1千本のシャクナゲなどが知られていますが、この時期は1万株というアジサイが見ごろ。水色や白、薄紫など色とりどりの花々が咲き競います。しっとりとした落ち着きある風情にひたりました。

 《宇治上神社》
宇治上神社 本殿1.jpg 三室戸寺から宇治川へ出る途中の山裾に、ひっそりとたたずんでいました。本殿、拝殿ともに国宝で「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されています。「本殿は年輪年代測定法による調査で、平安時代後期の1060年代の建造と分かった。神社本殿として日本最古」。拝殿も鎌倉時代前期のものといわれ寝殿造りで平安時代の様式を色濃く残しているとか。

 《昼食は「宇治茶工房」》
福寿園 食事-horz.jpg ランチはお茶の老舗・福寿園の宇治茶工房で「莵道御膳」です。サケの幽庵焼き ほうじ茶風味▽煎茶のつくだ煮▽ハモの吸物▽茶そば▽玉露入りご飯-などお茶をふんだんに使った内容。暑さとウォークで疲れた体が癒されます。

 《宇治川の中州へ》
塔の島 十三重石塔.jpg 朱塗りの欄干が印象的な朝霧橋を渡ると、宇治公園・中の島地区。橘島と塔ノ島があり、橘島には源義経軍と木曽義仲軍による宇治川の戦いで、義経側の梶原景季と佐々木高綱が先陣を競ったことを記した「宇治川先陣の碑」があります。「宇治川は流れが速く、二人が乗っていたような名馬でなければ容易には渡れなかった。大軍を足止めする場所として適し、再三戦場になった」そうです。

 塔ノ島には、鎌倉時代建造で重要文化財の十三重石塔。宇治橋修復工事の安全と魚の供養に建てられたそうで、再三洪水で壊れ現在のものは明治時代に発掘・修造したものとか。

 

《平等院》


平等院鳳凰堂3.jpg 最後は、十円硬貨でもおなじみの鳳凰堂(国宝)で知られる平等院です。関白・藤原頼通が父・道長の別荘を寺院に改めて創建。極楽浄土を現出させたような壮麗で美しい鳳凰堂は1053年建立です。実は境内には、平氏を打倒しようとした源頼政が戦いに負け自害した「扇の芝」という場所もあるほど、あたりは戦乱が絶えない地。鳳凰堂が奇跡的に残ったのは「周囲に池があり、火災から守られたのが大きいと思う」とのことです。

 宝物館の「鳳翔館」も見学。“天下の三名鐘”の1つとされる梵鐘(国宝)、様々なポーズをとる雲中供養菩薩像(同)などをじっくり鑑賞しました。

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