2010年6月17日
「明日香村へ日本最古の仏像を訪ねる」を開催しました。
平城遷都1300年祭で活気付く奈良県。そんな奈良の明日香村はかつて国の中心で、歴史の大舞台となる出来事も数多くありました。知っているようで知らない明日香村に足を運んでもらう「ウェーブ産経」の催しが6月15日行われ、約30人のウェーブ会員が年代がわかる仏像としては日本最古とされる飛鳥大仏を本尊とする飛鳥寺、飛鳥藍染織館を訪ねました。
午前9時半過ぎ。近鉄・橿原神宮前駅に降り立った会員たちは、バスで飛鳥村へ。バスはウェーブ会員により〝貸し切り〟状態となり、約15分で目的地の飛鳥寺へ。飛鳥寺では、イケメンの植島寶照副住職が会員たちを笑顔で迎えてくださいました。植島副住職は大仏が置かれている部屋へ案内し、合掌し、お経を唱えたあと柔らかな口調で語り始めました。「609年4月8日にできた釈迦如来坐像は1402歳になられます。銅は15㌧、金は30㌔も使われており、完成当初はまばゆいまでに輝いていたでしょう」と説明されました。
日本最古の仏像のお顔は、おも長で鼻筋が通っており、外国人のよう。口元には微笑みを浮かべられているようです。「参拝者からは、高倉健さん、星野仙一さん、桂三枝さんに似ていると言われます」と述べられたあと、当時の飛鳥寺の伽藍は遺構から広大だったことがわかることも説明されました。当時の寺は一塔三金堂式で、高句麗(現在の北朝鮮)の様式で職人は百済(同・韓国)が協力して建設。当時の最新の技術が駆使されたようです。 植島副住職は「聖徳太子も本堂に座り、この本尊を見挙げていたはず。日本の歴史をだれよりも長く見守ってこられた」と付け加えられました。重文の仏像、植島副住職は「写真も撮ってもらっても構いません。携帯電話の待ち受けにしてください」と述べられ〝重文の出し惜しみ〟は一切、しませんでした。
続いて、植島副住職は寺の西門近くにある蘇我入鹿の首塚に会員を案内。蘇我入鹿にまつわる伝説をたっぷりと会員に説明され、会員も感謝の言葉を贈って寺を後にしました。
このあと、会員は歩いて次の目的地、奈良インターカルチャーの佐野さんの案内で飛鳥藍染織館に移動。ここで迎えてくださった渡辺誠弥館長に出迎えられ、渡辺館長が心を込めて打ったそばを昼食に味わいました。昼食後は、渡辺館長から明日香の歴史のほか、NHKのアナウンサーだった渡辺館長が当初は地元の人に受け
入れてもらえるよう苦労された話などを聞かせていただきました。近畿地方は梅雨に入っていることもあり、帰る際には雨となりました。それでも午前は晴天に恵まれたため、会員はどこか懐かしい明日香の山里の風景も満喫する「楽しい一日」となりました。(岩)(2010年6月17日 16:49)
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