2010年4月23日
「3回で学ぶ京都の寺院」第1回を開催しました。
奥が深い京都について詳しく知ってもらう文化サロン「3回で学ぶ京都の寺院」の第1回の講座が4月22日、大阪市北区のブリ―ゼタワーにある産経新聞梅田オフィスで始まりました。第1回は庭園がテーマです。講師を務める京都観光をプロデュースする会社「らくたび」の代表でプロのガイド、山村純也さんが石や白砂利を配して海などを表す「枯山水」(かれさんすい)に象徴される京都の寺院の庭園について詳しく説明。午前と午後の2回、計80人の会員が楽しく庭園の歴史を学びました。
庭園のほかにも「仏像」(5月20日)、「建築」(6月17日)と続くシリーズの第一弾。山村さんはまず、松尾大社や城南宮、平等院などの庭園を写真で紹介。「平等院は藤の名所として知られています。平安時代の庭園は浄土思想が流行し、阿弥陀堂を中心とした構成」と説明しました。鎌倉時代から室町時代に入ると、庭園は枯山水が見られるようになり、鎌倉末期に現われた夢窓疎石は、中国の画論を作庭に導入。西芳寺(苔寺)や天竜寺で見られる枯山水の技法が多くの禅宗の寺などに造られました。
室町時代から江戸初期の武家の邸宅は、池がある池泉(ちせん)、枯山水、路地(茶庭)など変化に富むようになります。山村さんは「平安時代は庭園を支配していたのが貴族でしたが、鎌倉時代からは武士となったことから庭園も変化しました」と解説。浄土思想による浄土庭園から禅宗による枯山水や書院造の庭園に変遷していきました。山村さんは「安土桃山時代からは、武士が親しんだ趣味の茶が確立。また、歩きながら楽しめる回遊式庭園などバラエティに富むようになった」ということです。
最後は質問のコーナー。参加した会員は日頃抱えている疑問を山村さんにぶつけ、山村さんもていねいに回答しました。プロのガイドとあって、説明は分かりやすく、会員は納得して帰宅の途につきました。(岩)
(2010年4月23日 17:28)
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